eクマの教えて!答えて!
2025年8月30日に開催した、eMAXIS ファンミーティングのプログラム「eクマの教えて!答えて!」の模様をレポート形式でご紹介します。
このプログラムでは、参加者の皆さまから寄せられた質問にお答えしました。多くの方からご質問いただいた、eMAXISや弊社サービスに関する疑問に弊社社員が回答します。



- 川上
- 常務執行役員 マーケティング部門長

- 鈴木
- 商品マーケティング企画部

- 田中
- トレーディング部

- 村松
- インデックス運用部

- 野尻
- 進行役 カスタマー・コミュニケーション部
注記) 下記の内容はそれぞれ参加者個人の意見であり、当社の見解ではありません。また、将来の投資成果を保証等するものではありません。投資に関する決定はお客さまご自身のご判断と責任のもとに行っていただきますようお願いいたします。
※当ページでは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を、愛称「オルカン」で呼ぶことがあります。「オルカン」は当社の登録商標です。
社員のポートフォリオを教えて!答えて!
皆さまから毎回多く寄せられる、弊社社員がどのような資産を保有しているのか、というご質問にお答えし、登壇社員にポートフォリオを教えてもらいました。

※上記は特定の資産構成を推奨するものではなく、当社社員の⼀部の個⼈の意⾒・考えであり、必ずしも当社の考えではないことにご留意ください。
また、将来の運⽤成果を保証するものではありません。投資に関する決定はご⾃⾝のご判断と責任のもとに⾏っていただきますようお願いいたします。

従前資産運用に携わっているため個別株式の購入には制限がかかるのですが、自社株は報酬として受け取るほか、一定のルール内で購入することができていたので、これが大半を占めています。

内訳としてはテーマ型のファンドを含めて11種類のインデックスファンドを保有しています。複数のファンドを組み合わせることで分散投資にもつながっていると思います。

※上記は特定の資産構成を推奨するものではなく、当社社員の⼀部の個⼈の意⾒・考えであり、必ずしも当社の考えではないことにご留意ください。
また、将来の運⽤成果を保証するものではありません。投資に関する決定はご⾃⾝のご判断と責任のもとに⾏っていただきますようお願いいたします。

ほとんどがインデックスファンドですが、全体の保有資産配分を考え、全世界株式、外国債券、リート、円資産と、投資先を変えてバランスを取っています。

結果として債券7割・株式3割という、バランスのよいポートフォリオになっています。
アクティブファンドの部分は、新卒の頃から積み立てた資金を債券ファンドに投資しています。

以前開催した、インデックスファンドマネジャーとアクティブファンドマネジャーが登壇したブロガーミーティングでもポートフォリオ公開をしています。その様子をまとめた動画もありますので、ご興味ある方はぜひこちらもご覧ください。
アクティブファンドを組み入れている理由は?

保有するアクティブファンドのなかでも大きな割合を占めているのがゴールドの投資信託です。
きっかけは、若い頃に『地球の歩き方 オルカン』にも載っているドバイのゴールドスークという市場を訪れた際、妻へのプレゼントとして金のネックレスを買ったことです。帰国後に「派手すぎる」といわれて売られてしまいましたが(笑)、その経験から金の資産価値を知りました。その後、投資信託でも投資できるんだと知り、NISAを活用すれば税制面でもメリットがありますので、「これはいいな」と思って投資を始めました。保有しているインデックスファンドは株式なので、それらと異なる動きをするアクティブファンドを保有して、リスクを抑えることでより安心感を得られる、そういうポートフォリオにすることに努めています。
そのほかインパクト投資のように、自分の投資が世の中をよくすることに少しでも貢献していると思えると自分の気持ちも楽になります。

投資哲学もそうですし、例えば、楽しみながら資産形成するのか、シンプルなものでほったらかしにするのか、ご自身が投資をどう考えるかに合わせて選んでいただければいいのかなと思います。
※上記は特定の資産構成を推奨するものではなく、当社社員の⼀部の個⼈の意⾒・考えであり、必ずしも当社の考えではないことにご留意ください。また、将来の運⽤成果を保証するものではありません。
投資に関する決定はご⾃⾝のご判断と責任のもとに⾏っていただきますようお願いいたします。
インデックス運用において工夫している点は何ですか?

指数とファンドの大きな違いとして、指数は資金の出入りはありませんが、ファンドは毎日資金の出入りがあることです。ファンドマネジャーはその変動に対応する必要があります。
たとえば、オルカンのように2,500銘柄以上に分散されたファンドでは、毎日現物株式を売買すると膨大なコストがかかります。そのため、まずは現物の取引よりもコストの低い先物取引を利用して、適切なタイミングで現物株式を売買するという運用手法を採用しています。
さらには、先物取引の裏側には現金があり、私たちはその現金を外貨に変えて運用しています。外貨を保有することで金利が発生しますが、わずかな金利の差がファンドのパフォーマンスに影響を与えることもあります。つまり、株式の運用だけでなく、裏で行われる現金管理も非常に重要です。

機械が運用しているのではないかとよく言われますが、違うんですよね。

私はトレーディング部で海外債券を担当しており、オルカンの担当トレーダーとは机を並べて仕事をしています。株式と債券では運用のアプローチが異なりますが、株式のトレーディングにおいて特に重要なポイントが2つあります。
1つ目は、売買手数料を抑えることです。これは、ブローカーや証券会社との関係構築と交渉力が鍵になります。弊社では、皆さまからのご支持によりファンド残高が大きいため、有利な条件で交渉を進められていると聞いています。
2つ目は、売買インパクトを抑えることです。オルカンの場合、投資対象に新興国市場も含まれてくるので、先進国の市場に比べると投資する銘柄の流動性が低い場合があります。どの銘柄をどのタイミングで、どの金額で発注するかを、マーケットのプロであるトレーダーが分析をして、考え、ファンドマネジャーと密にコミュニケーションを取りながら取引を行っています。これは債券のトレードにおいても同様です。

たとえば「この銘柄、どう発注しようか?」といった細かな判断については、日々綿密なコミュニケーションを取っています。企業秘密にかかわる部分もあり、くわしくはいえませんが、このような判断が運用のパフォーマンスを左右する重要な要素になっています。
ほったらかし投資なのに、なぜファンミーティングを開催しているの?

今日の登壇者の中で一番投資歴が短いのは鈴木さんですが、ほったらかし投資ですか?

基本的にはほったらかしです。ごくたまにスポットで購入することもありますが、ほったらかしです。投資を始めたころはやっぱり気になってしまって、口座をちょこちょこ見ていました。ですが、下がっていると悲しいのであまり見ないようにしています(笑)。

投資について誰かと話す機会はあまりないように思います。皆さんがコメントし合ったり、話し合えたりする場が大事だと考えており、弊社商品を保有いただく皆さんと一緒に少しでも長く投資ができるように、イベントや「オルカンカフェ」というコミュニティサイトなどを提供させていただいています。

eMAXISの方向性やめざす姿についてどう考えていますか?

「eMAXIS」の「e」はeコマースの頭文字で、最高・最大を意味する「MAX」と、中心軸を意味する「AXIS」を組み合わせた造語です。ご存知の方も多いかもしれませんが、この名前には、投資初心者の方も、経験豊富な方も、安心して資産形成の中心に据えていただけるような商品を提供したいという私たちの理念が込められています。この理念は、今後もブレることなく、変わらず大切にしていきたいと思っています。
また、このようなファンミーティングは、私たちにとって非常に重要な機会で、投資家の皆さまと直接コミュニケーションを取ることで、信頼関係を築いていきたいと考えています。投資信託を通じて、共感され、愛される国民的ブランドへと成長していけるよう、従業員一同取り組んでいます。今後とも、変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。